小金井でも手話言語条例を!

小金井市では聴覚障害関係三団体が様々な活動や行事を一緒に行っていますが、現在は(仮称)手話言語条例制定に向けての活動が中心になっています。

三団体
・小金井市聴覚障害者協会(小聴協)
・小金井手話サークル
・小金井市登録手話通訳者連絡会(小登連)
今度、手話言語条例についての勉強会を開きます。
日時 : 2018/5/26  14:00~16:00 
会場 : 萌え木ホール(小金井市商工会館3F)
会費 : 無料

今、全日本ろうあ連盟などから国に対して手話言語法」の制定に向けての活動が行われていますが、国が動くにはまだまだ時間も必要でしょうし、様々な方々の力も必要となっています。
それを待つのではなく多くの地域で手話言語条例が制定され、これからもそういう地域が増えていくものと思います。

地域によってその内容は少しずつ違っているのですが、小金井ではどんな条例を目指していくのか、ぜひ、この勉強会に参加してみませんか。
手話言語条例についての学習会チラシ

恐るべしワイヤレス機器 !!

補聴器とつながったiPhone画面
私は手話をやっている関係で、聴覚障害での障害者手帳を持っている友人が大勢います。
補聴器を使っても聞こえないので補聴器は持ってないよという方が多いのですが、補聴器をつけて集中して聞けば、なんとか少しは聞き取れるという方もいます。そのような友人が店に遊びに来てくれた時、何人かの人に試してもらいました。
何を試してもらったかというと、
・携帯電話の相手の声を補聴器に飛ばして聞く
・テレビの音声を補聴器で直接聞く
補聴器と携帯電話の中継器
補聴器業界にいる私図3たちにとっては何年も前から出来る当たり前の技術ですが、現在その技術をすでに使っている方以外には、一般的にはほとんど知られていないようです。試した結果はと言いますと、本人もビックリ同伴者はもっとビックリ!!私はもっともっとビックリ!!!という結果でした。
補聴器とテレビの中継器
一緒に来てくれ図4た聞こえる友人はその難聴者と電話で話せたことに奇跡が起こったような顔。私は、ある程度の効果は予想していましたが、ここまで効果があるというのはホントに驚きでした。
全ての補聴器でこの技術が使えるわけではありませんが、どのメーカーでもこういうことが出来る補聴器が増えています。
もし電話やテレビの聞こえをあきらめている方がいらっしゃったら、ぜひ試してみてください。

小金井手話サークル

私が活動している小金井市の手話サークルはそのままの名前で「小金井手話サークル」といいます。
サークルは1つですが、昼と夜とで手話 挨拶それぞれ例会があります。昼サ-クルは毎週木曜日で時間は10:00~12:00。(その月の第5木曜日は休みになります。)
会場は小金井市立図書館本館会議室。
夜サークルは毎週金曜日の19:00~21:00、会場は基本的には小金井障害者福祉センター。
ただ、第3金曜日はJR武蔵小金井南口駅前の宮路楽器ホール1Fでミニ講演会や手話すみません
ワ-クショップなどを開いています。こちらはホントに駅近ですよ。夜のサークルも第5金曜日がある場合は、いつもの例会ではなくレクリエーションなどをやっており、障害者センターに行ってもやっていませんのであしからず。
手話サークルは手話の手話 ともだち学習なども行っていますが、小金井市聴覚障害者協会の皆さんをはじめとるろう者と共に活動していくサークルで、そこからいろいろなことを学んだり、仲間の輪を広げていける場です。

手話の技術がまだまだの方でも一緒に活動していけますので、昼でも夜でも、能なら両方でも。皆さん、ぜひ遊びに来てください!

補聴器は万能?

小金井補聴器がオープンして2週間が経ちました。
この間に補聴器のご相談にいらっしゃったお店のお客様以外にも、私の個人的な友人たちがオープンのお祝いに大勢来てくれました。
その友人たちの中にはIMG_0041補聴器を使っている方が何人もいました。補聴器を使っている私の友人たちは、基本的には手話でコミュニケーションを取っています。補聴器をしていても音声だけで会話をするのはとても難しいんです。
そんな彼ら彼女らが何故補聴器をしているかというと、音や声に気付くことが出来るからです。職場で補聴器を外していると全く聞こえないけれど、何か音がしたことくらいは気付きたい、声をかけられたこくらいは気付かなければ…。という思いで補聴器をつけている方が多いんです。
補聴器を装用しても全IMG_0037く聞こえない方は多いのですが、そういう方は補聴器を使用することはまず考えません。手話でコミュニケーションを取るけれど補聴器も使うという方は、ほとんどの場合“声は聞こえる”という状況にはなっています。
難聴者のことをあまりご存知ない方は、聞こえていれば伝わっているだろうと思っています。ですが、“聞こえる”ということと“聞き取れる”ということは全く別です。
上の文字を見てもらっても、
①は「こんにちは」と読めるのですが、
②は見えているにもかかわらず、読むことができません。
②も「こ」「ん」「に」「ち」「は」という
文字が並んでいるのですが、見て理解することは出来ません。
上記は“目”で“見た”時の話でしたが、“耳”で“聞く”時も同じようなことが起こっているんですね。
「見えているから分かっただろう」、「聞こえているから分かっただろう」と思うのは大きな間違いということを知っておく必要がありますね。
次回は手話でコミュニケーションを取っているけれど、頑張れば少しは声を聞き取れるという方々について本人も家族も私もビックリ!というお話しをさせていただきます。

手話の活動

私は、店の看板にも掲げているように、手話通訳士という資格を持っていますが、手話通訳士として活動することはほとんどありません。

手話の活動でいえば、
・小金井手話サークル会員
・小金井市登録手話通訳者連絡会会員(小金井市に手話通訳として登録していること)
・小金井市手話講習会講師
・小金井市聴覚障害者協会(小聴協)賛助会員
・東京都聴覚障害者連盟(東聴連)賛助会員
として活動しているというくらいでしょうか
私は小金井に住むよ手話サークルうになって8年目ですが、それ以前に昭和の時代からお世話になっていた杉並区でも手話では幽霊会員となっています。
・手話サークル杉の会会員
・杉並区聴覚障害者協会賛助会員
・杉並区中途失聴・難聴者の会会員
こちらは、一応会員として登録はしていますが、大きな行事の時にしか参加出来ていませんので、これからは、もう少し参加するように…。
話を小金井に戻しますが、サークルでも小聴協でも4月に総会を開催しました。
サークルは1つしかないのですが、昼と夜で例会の時間や例会会場が違いますので、それぞれに会長という名の代表者を設けています。
昼・夜ともに今年度も引き続き昨年と同じ会長に。手話講習会会長は大変な職務だと思いますが、今年度もよろしくお願いいたします。
また、引き続き役員を務めていただく方、新しく役員になられた方、本当にありがとうございます。私も担当出来ることはしていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
小聴協のほうは、これまで10手話 お疲れ様年以上会長を務めてこられた方が降りられて、新しい会長になりました。前会長さん、本当にお疲れ様でした。でも、東京都聴覚障害者連盟の理事や、全日本ろうあ連盟の理事として多忙な日々が続くと思いますので、体に気を付けて頑張ってください。
新会長さんも小金井の会長としてだけではなく、東聴連でも役員として頑張ってらっしゃるので、さらに忙しくなるのだとは思いますが、小金井の手話活動のリーダーとして頼りにしていますので、よろしくお願いします。
活動の様子などは、また次の機会にご紹介しますね。

熊本城大天守にしゃちほこが!

4月15日に補聴器メーカーの営業さんの結婚式に出席してきました。その営業の彼とは不思議な縁といいますか、私が卒業した高校(熊本の済々黌高校)の後輩で、しかも同じ野球部。
そんな縁で熊本まで行ってきました。結婚式・披露宴は素晴らしいもので、お二人始めご両家の皆様の人柄が溢れていました。
会場は熊本城前で、式が行われる朝お城の周りを歩いてみました。まだ中の方までは入ることができないのですが…。
天守閣を熊本城①はじめ多くの建造物は周りを足場で囲まれていますが、その後4月28日には大天守に「しゃちほこ」が設置。
天守閣は2019年中の復旧完了を目指しているそうです。熊本城全体としては2036年までに復旧させていくとのこと。
天守閣は2019年中の復旧完了を目指しているそうです。熊本城全体としては2036年までに復旧させていくとのこと。

手話通訳士って?

手話通訳士って知ってます?手話通訳士 補聴器名前から判断して、「ああ、手話で通訳やってる人ね。」と思う方も多いと思いますが…。ですが、手話通訳をやっている人がみんな手話通訳士というわけではありません。この資格は国家資格ではありませんが、厚生労働大臣が認めた公的な資格です。最近はいろいろなところで手話通訳をやっている様子を見ることがあるかもしれませんが、ほとんどの通訳は、通訳士でなくても行うことが出来ます。
通訳士でなければ手話通訳士 ありがとうならないのは、
・国政選挙時の政権放送での通訳
・政府(総理大臣や官房長官)の記者会見
・裁判での通訳
以上くらいでしょうか。この資格は、手話通訳技能認定試験に合格して手話通訳士として登録している人だけが名乗れるものです。平成元年から始まったこの試験での合格者は全国で合計3,637人になります。
わざわざ登録を辞退しない限り登録者として続きますので、現在でも登録している人は3,607人いますが、実際に活動しているのは3,000人くらいではないでしょうか。なかなか通訳士が増えず、千人以上が受験したにもかかわらず、合格者が23人しかいないというような年もありました。これまでの29年間での合格率は15%で、通訳士の高齢化も進み、合格者数よりも通訳活動を辞める方の方が多いのでは?と危惧するような状況も続いています。将来的には全国の公的な機関(役所や病院など)に必ず通訳士がいるという状況を目指していますので、もっともっと通訳士が必要なんです。
私も、通訳士を増やすという活動にも、手話通訳士 アイ・ラブ・ユーさらに力を入れていきたいと思っています。右の手話は、「アイ・ラブ・ユー」という手話で、つまり「みんな仲間」とか「仲良くやりましょう」というような意味になります。

お花屋さん?

4月24日「小金井補聴器」オープン。花屋さんかと見間違うほどお花に囲まれた華やかな店内になりました。これでも「お花でも送るよ」と言っていただいた方の中で、お断りしても大丈夫かなと思った方には理由を説明してご遠慮いただいたのですが…。お花を送っていただいた方もお断りさせていただいた方も本当にありがとうございました。お花の中のいくつかをご紹介します。
お花の華やかさにIMG_0069負けない店になるよう頑張ります。また、24日までの短い間に素晴らしい店を作っていただいた工務店の皆様、本当にありがとうございました。工務店の社長は昔から手話の活動の中で知っている難聴の方ですが、彼が仕事をしている姿を初めて見ました。仕事をする様子は、私が知っている彼とは少し違っていて見直しましたよ!