2019.05.06

サイバスロン

先日、サイバスロン車いすレースを観戦してきました。
サイバスロン??聞いたことがないという方も多いと思います。
障害者の競技なのですが、パラリンピックの競技とは大きく違います。

サイバスロンはアシスト技術を使用して日常生活の課題をクリアしていく競技で、6つの種目に分かれています。
脳コンピュータ
バイク
電動義手
電動義足
電動外骨格
電動車いす
その中で先日川崎で行われたのは車いすシリーズ。海外3チームを含む8チームが参加。

チームは技術者とパイロットで構成されていて、技術者は大学や企業の研究者たちで、パイロットは電動車いすに乗り、それを操縦する障害者。
競うのは正確にクリアすることで、スピードはそれほど重要ではありません。(そうは言っても制限時間はあります)
大会の写真
スタートからゴールまでの距離は50~60mのコースに、
①テーブル
②スラローム
③凸凹道
④階段(6段)
⑤傾斜道
⑥ドア
クリアしなければならない6つの課題があります。

①は2つのテーブルの間入り90度方向を変えて、足が太もものあたりまでテーブルの下に入らなければなりません。
そこからまた元の方向に向きを変えて②へ進みますが、少しでもテーブルに触れるとクリアになりません。
テーブルの高さに合わせて車いすの高さを変えたり、狭い間隔に置かれた2つのテーブルの間で、
テーブルに触らず向きを変えるのは容易ではありません。

②のスラロームは、1.5m位の間隔でまっすぐに並んだ家具に、触れないようにしてジグザグに進みます。
簡単ではないのでしょうが、6つの課題の中では、難易度的には一番易しいように見えました。
歩道上の視覚障碍者のための点字ブロックが、車いすの方には通り難いという話もありますが、③の凸凹は点字ブロックの比ではありません。
バランスを崩さず前に進めるのが不思議なくらいです。
電動車いすの写真
④はたぶん最難関な課題でしょう。
始まる前にコースの階段を見た時、絶対無理と思っていました。
電動車いすの写真
⑤は斜めに傾いたまま直進しますが、倒れる車いすがなくてホッとしました。
⑥は危険ではないでしょうが、階段に匹敵するくらい難しそうに見えました。体でドアに触らず電動アームを使わなければなりません。ドアは手前に引くタイプですからドアに近づいていると開けることができません。ドアを開けたらそこを通り抜けますが、ドアを閉める必要もあり、ただ進むわけにいかず…。
もしかしたら、開けるより閉めるほうが難しいのかも。

周りに多くのスタッフが付いていて、もしもの時に備えていますが、スタッフが車いすに触れることは全くありませんでした。

スピードより正確性が重要といっても、パイロットは一刻も早くゴールすることを目指しています。健常者であれば急がなくても1分もあれば十分なコースを、早いチームでも4分以上かかっていました。

ただ、以前であれば車いすの方1人では絶対に無理だったことが、4分足らずで出来るようになりました。
車いすは、高さをある程度の範囲で変更することができ、車輪を格納してキャタピラを出してきたり、電動車いすというよりは、車いす型ロボットというべきでしょう。

各チームごとの車いすは全く違うもので、それぞれ得意、不得意の分野があるように見えました。
こういう競技を通して研究者が開発をさらに進め、その利用者が研究者では分からない意見を出すことにより、さらに便利に使用できるロボットとなっていくでしょう。

障害を持つ方々が、もっと楽に街に出て行けるようになるために、ハード面の開発では私は何の力もありませんので、研究者や使用者に委ねるしかありませんが、ソフト面では力になれるよう行動しなければと、その思いを強くした一日となりました。
2019.05.03

大竹耕太郎今シーズン初勝利!

野球の手話
5月2日、ソフトバンクホークスの大竹投手が、今シーズン初勝利をあげました。彼は高校野球部の後輩です。
5試合目の先発で初勝利というと、今まで不甲斐ないピッチングで、やっと勝てたというイメージがありますが、そうではありません。
完投1も含め毎試合7回以上は投げています。合計37回1/3を投げて取られた点数は合計3点。防御率(9回投げた場合に何点取られるか)は0.72。5試合全てで勝利投手になっていてもおかしくありません。
後輩の手話
ところが、投げている37回の間に、味方が取ってくれた点数もたった3点。
今年のホークス打線はあまり調子が良くないのですが、それでも1試合(9回)平均で3.8点はとっていますので、37回で計算すると16点は取っていても良いのですが…。

この調子で1年乗りきれるほどプロは甘くはないでしょうが、味方打線が普通に打ってくれれば、多少点を取られたとしても勝ち星は増えていくでしょう。
オールスターゲームに出るのも夢ではない成績ですので、それを楽しみに応援を続けたいと思います。
応援の手話
2019.04.24

おかげさまで1周年

生誕の手話
昨年の4月24日のこの店をオープンして、
今日で無事に1周年を迎えることができました。

本当にアッという間の1年でしたが、
いろいろなことがありました。
反省しなければならないことも少なくありません。
楽しいの手話
ですが、お客様に喜んでいただけた事も多く、
私自身の喜びもたくさんありました。
この店に関わっていただいた全ての皆様に感謝いたします。

ありがとうございました。
そして、これからも頑張っていきますので、
どうぞよろしくお願いいたします。
よろしくお願いいたします
2019.03.02

ゲートキーパー養成研修

研修の手話
先日、市が主催するゲートキーパー養成研修会に参加してきました。
行ってみてビックリ!参加者の多いこと。少し遅く来た当日申込の方は入れなかったのかもしれません。

ゲートキーパーとは「いのちの門番」
悩んでいる人に気づき、声をかけ、話を聴いて必要な支援につなげ、見守る人のことです。

ゲートキーパーの方々が、年中無休で「いのちの電話」の対応をされています。

自殺の原因や動機として一番多いのは健康問題だそうで、そのなかでも一番多いのがうつ病の方。
悩むの手話
その他の経済問題、生活問題、家庭問題、勤務問題などが原因となっている場合でも、最終的にはうつ的な精神状態に陥ると危険になってきます。
難聴が原因で他人との交流が少なくなり、うつの症状が出る方も少なくはないようですので、やはり難聴を放置しておくのはよくないと言えます。

また研修の中では“傾聴”に多くの時間を費やしました。
同じような講習を受けたことがありますしポイントは頭では分かっているつもりなのですが、本当に実践するのは簡単ではなく、仕事の現場でもそうすることが必要なのですが、出来てない時があるなあと反省しました。
支援の手話
最後に、ゲートキーパーを長年やっている方が質問に答えました。
ゲートキーパーをやるのに一番大切なことは?という質問に対して、まずは自身の健康管理だと。

自分が心身共に健康でないと務まることではないということ

身体が元気であるだけではなく、心も元気でないといけないというのは、私の仕事でも十分心しておかなければならないことだと思いました。
2018.11.06

義援金

くまモン
小金井補聴器に来店いただいた方はご存知でしょうが、店内のカウンターの上に「くまモン募金箱」があります。
そこに、補聴器電池が1パック売れる度に25円を入れています。

1パックの価格が250円ですので、その10%。

また、ご来店された方がご自分の財布から小銭を入れていただくこともあります。
工事中の熊本城
先日、中のお金を数えてみたら3893円になっていました。
半端な金額ですので少し足し 4000円にして熊本地震の義援金として寄付しました。
メガネ橋
少額ではありますが、何かの役に立てれば良いなあと思います。

ご協力いただいた皆様、電池をご購入いただきました皆様、ありがとうございました。

今後もしばらくは続けていきたいと思っています。
2018.10.11

サイレントK引退

投手
プロ野球のペナントレースもあと数試合を残すだけで、順位は確定し、個人成績のタイトルもほぼ…。

不振だったチームの監督の交代もいくつか出てきていますし、ベテラン選手の引退もけっこう早い時期から話題になっています。
石井裕也
その引退する選手の中にはサイレントKと呼ばれている石井裕也投手の名前もあります。
左耳は全く聞こえず、かすかに聞こえる右耳に補聴器をしていますが、会話を聞き取るのは難しいそうです。
口形で話の内容を理解できる場合もあるようですが、分からないことも多かったと思います。
ドアラ
ピッチャーですので投球自体にはハンデはあまり無いとは思います。
特にランナーがいない場合には、投げるということだけであればそれほど問題ないでしょう。
マスコットキャラクター
ですが、ランナーがいる時の投球や、連係プレーになると聞こえないハンデは非常に大きいと思います。
声を出すことや声を聞いて判断することが重要だからです。
マスコットキャラクター
プロである以上、聞こえないから仕方ないでは…。
そんな世界の中で13年間も選手を続けて、ドラゴンズ、ベイスターズ、ファイターズと3球団を渡り歩きながら、300試合以上も登板してきたのは素晴らしいことです。
試合以外でも、チームメイトや監督・コーチとのコミュニケーションは、やっと慣れた頃に移籍するということが続いたのではないでしょうか。

石井投手のようになりたいと思っている難聴の子供たちはきっと大勢いるでしょう。

今後どのような道に進まれるのか私はまだ知りませんが、これからも陰ながら応援させていただきたいと思っています。
2018.09.28

熊本城の瓦

熊本城
熊本城の大天守などの屋根の瓦、地震で落ちてしまったのは有名ですが、落ちた瓦は約200トンだそうです。

最近その瓦が千円単位で販売されるということで、復旧に役立つなら買ってみようかなと…。
工事中の熊本城
ところが、千円で買える瓦の量は1トン。買う量の上限はないが1トン未満では買えません。
あきらめました。
工事中の熊本城
使用方法として砕いて建材にしたり、熊本城1808夜加工してイベントで配るようなことを想定しているようですが1トンとは…。

瓦ではなく石垣の話になりますが、石垣はただ積み上げていくわけではなく、元と同じ状態に戻しますので約20年の時間が必要です。
プロである以上、聞こえないから仕方ないでは…。
そんな世界の中で13年間も選手を続けて、ドラゴンズ、ベイスターズ、ファイターズと3球団を渡り歩きながら、300試合以上も登板してきたのは素晴らしいことです。
熊本城
2018.09.18

THE EYES

雑誌の表紙
一般に販売されているものではないので、あまり目にすることはない雑誌ですが…。

眼鏡店向けの専門雑誌(月刊誌)に「THE EYES」というものがあります。
中身のほとんどはメガネ情報なのですが、一部補聴器情報が載っています。
雑誌の記事
補聴器メーカーや業界のニュースの他に、毎月一つの補聴器店を取り上げて紹介していますが、9月号に当店が取り上げられました。

業界紙なので宣伝効果は少なくメリットもほとんど…ですが、時間がある方は下記で見てみてください。

掲載内容はこちらから
雑誌の記事
2018.09.14

チームおよ

チームおよ
昨夜チャリティーコンサートに行ってきました。
主催は「チームおよ」。

何のチャリティーかというとブラインドマラソンランナーの青木洋子選手を支えようというもので、ピアノ・ヴァイオリン・フルートの3人と、ソプラノ歌手澤田理絵さんの出演でした。
私は正直、音楽についてはあまり興味が…。

コンサートなどにもほとんど行ったことはないのですが、澤田さんの歌声はすばらしかったです。

また、フルート奏者の坂元理恵さんは、演奏はもちろんすばらしいのですが、見て楽しむことが出来ました。
(ピアノ:斎藤美香さん、ヴァイオリン:小山啓久さん)
TOKYO2020
「チームおよ」の“およ”とは青木選手のこと。
結婚前の旧姓が「おとこざわ ようこ」なので、ニックネームが“およ”だそうです。
“チーム”とは青木さんが走る時の伴走者などの仲間。

青木さんは、ブラインドマラソンランナーとして、数々の大会で優勝などもされており、2017年の世界ランクでは4位。
今年4月ロンドンでのワールドカップでも4位入賞し、2020年の東京パラリンピックを目指しています。
マスコットキャラクター
青木選手を応援するのはもちろんですが、私は伴走者の皆さんを応援したいと思っています。

試合では伴走者は1人か2人ですが、(1人の場合と、途中で交代する2人の場合があります。)練習でも常に伴走者が必要なことを考えると、多くの伴走者の協力が必要になります。
しかも、目の不自由な方に理解があれば誰でも良いというわけではなく、42Kmを3時間15分で走る青木選手と同等以上の力が必要です。
マラソンと聞くと42Km以上の距離を一人で走りぬく孤独なスポーツのように思いますが、ブラインドマラソンはチームスポーツなんだということを、昨日のコンサート&トークショーに参加して感じました。

チームおよの皆さんには、これからの2年間を悔いなく過ごして、東京パラリンピックを迎えていただきたいと思います。
2018.08.22

ダイアログ・イン・サイレンス

先日、ダイアログ・イン・サイレンスを体験してきました。
静寂の中でコミュニケーションを取っていくものです。
1998年にドイツで初めて開催され、日本でも昨年から開催されるようになりました。
昨年も行きたかったのですが、自分の都合の良い日のチケットが取れず体験できませんでした。

始まる前にスタッフの方から色々と説明があるのですが、音の出るものの持ち込みがNGですので、腕時計、ブレスレット、イヤリング、財布等は、全てコインロッカーに。

最後に写真を撮っても良いコーナーがあるということで、携帯電話のみ持ち込みOKですが、フライトモードにするか電源をOFFにする必要があり、マナーモードではNGです。

今回私たちのアテンドスタッフは「タカ」さん。手話の世界では知られているろう者です。
体験中は声を出すことは当然ですが、手話も禁止でした。

難しい会話はありませんが、参加者のコミュニケーションスキルを平等にするために禁止されているのだと思います。
写真
「タカ」さんと私。

「タカ」さんも手話は使わないのですが、声がなくても説明していることが皆にしっかり伝わるんです。“さすが”というしかありません。
ちなみに皆さん声は出しませんが、もし声が出ても聞こえないように、遮音のヘッドホンを着用しています。

ちなみに、静寂の世界を体験するダイアログ・イン・サイレンスとは別に暗闇の世界を体験するダイアログ・イン・ザ・ダークもあります。
私はダークの方はまだ体験したことがありませんが、ダークを体験する時には、おそらく恐怖感のようなものが生じると思います。サイレンスの場合は言いたいことが通じないのでは…とか、相手が言っていることが分からなかったらどうしよう…、というような不安はありますが、恐怖感とまではいきません。

恐怖はありませんが、不安は的中というか、自分の表現力の足りなさを痛感しました。

体験した内容をここで書くのは控えますが、一度は体験してみられることをお薦めします。

ダイアログ・イン・サイレンス