2018.08.22

ダイアログ・イン・サイレンス

先日、ダイアログ・イン・サイレンスを体験してきました。
静寂の中でコミュニケーションを取っていくものです。
1998年にドイツで初めて開催され、日本でも昨年から開催されるようになりました。
昨年も行きたかったのですが、自分の都合の良い日のチケットが取れず体験できませんでした。

始まる前にスタッフの方から色々と説明があるのですが、音の出るものの持ち込みがNGですので、腕時計、ブレスレット、イヤリング、財布等は、全てコインロッカーに。

最後に写真を撮っても良いコーナーがあるということで、携帯電話のみ持ち込みOKですが、フライトモードにするか電源をOFFにする必要があり、マナーモードではNGです。

今回私たちのアテンドスタッフは「タカ」さん。手話の世界では知られているろう者です。
体験中は声を出すことは当然ですが、手話も禁止でした。

難しい会話はありませんが、参加者のコミュニケーションスキルを平等にするために禁止されているのだと思います。
写真
「タカ」さんと私。

「タカ」さんも手話は使わないのですが、声がなくても説明していることが皆にしっかり伝わるんです。“さすが”というしかありません。
ちなみに皆さん声は出しませんが、もし声が出ても聞こえないように、遮音のヘッドホンを着用しています。

ちなみに、静寂の世界を体験するダイアログ・イン・サイレンスとは別に暗闇の世界を体験するダイアログ・イン・ザ・ダークもあります。
私はダークの方はまだ体験したことがありませんが、ダークを体験する時には、おそらく恐怖感のようなものが生じると思います。サイレンスの場合は言いたいことが通じないのでは…とか、相手が言っていることが分からなかったらどうしよう…、というような不安はありますが、恐怖感とまではいきません。

恐怖はありませんが、不安は的中というか、自分の表現力の足りなさを痛感しました。

体験した内容をここで書くのは控えますが、一度は体験してみられることをお薦めします。

ダイアログ・イン・サイレンス