2019.06.18

脳波を読み取って音声を聞く補聴器

先日、面白い記事をみつけました。
コロンビア大学の研究者が行っている補聴器の改良です。
パーティーの様子
元々脳外科手術が必要な患者の中で希望者の脳に電極を埋め込み脳波を調べてみると、脳波の動きが、彼らが耳を傾けようとしている話者の話し方(音声パターン)を反映していると。

補聴器の入力信号を音声ごとに分離して、脳波と同じようなパターンの音声を増幅し、それ以外の音声の増幅を抑えれば、騒音の中でも会話しやすくなるとのこと。
騒音の図
技術的にはそのようなことは可能ですが、ただ、まだ課題は多いようです。

補聴器使用者の脳に電極を埋め込むことは出来ませんので、手術なしで脳波をモニター出来る方法を見つける必要があります。

また、あまり騒音が大きなところでの試験はされていないようで、より騒音が大きく、気の散る要素も増えるような室外環境でも試してみる。

そのようなことが必要なのですが、早ければ、数年後には実用化されるかもしれません。
おじさんの画像
実用化された時に一つ疑問があるのですが…。

いろいろな音声が飛び交っている中で、今、一番聞きたい声(A)だけが聞きやすくなっている時、新たな声(B)が聞こえてきて、そちらに興味が惹かれることがあると思います。

ですが、この補聴システムでは(A)の声を聞いている時は、(B)の声は聞こえにくい状況になっているので、せっかく良い話をしている(B)の声ですが、聞こえないために惹かれることもなく、その声が聞きやすくなるということもないのでは…

ということが気になります。

今はまだ、そこまで求めてはいけないのかもしれませんが。

元の記事データは下記になります。
https://www.gizmodo.jp/2019/06/a-new-hearing-aid-promises-to-tune-out-distracting.html