2018.07.12

周波数変換

鍵盤
周波数変換は、高周波数域の認知機能が低下した方に、高周波数の音をそれより低い周波数の音に変換し、聞き取ってもらおうとする機能です。

変換の方法は大きく分けると二つの方法があり、一つは周波数圧縮、もう一つは周波数移行です。

「リサウンド」「フォナック」シグニア」が圧縮、「オーティコン」「スターキー」「ワイデックス」は移行の方法を導入しています。
周波数
聞こえない音が聞こえるようになるので、喜んで使用される難聴者もいらっしゃいますし、音質が気に入らず使いたくないという方も。

先日、あるお客様の補聴器の調整を行いました。他店で購入された補聴器で、私が調整するのは初めて。
訴えは、最近職場の環境が変わり非常に気になる音が周りにあり、同僚の聴者はそれほど気にしていないが、自分にとってはとても気になるのでなんとかしてほしいとのこと。
その音をスマホに録音してお持ちになりました。

高域の電子音のやや大きな音でしたが、利得をどのように変更しても改善しませんでした。(もちろん、大きく利得を下げれば不快音は解消するでしょうが、そこまで利得を下げることはできません。)

周波数変換(移行)が最強に設定されていたので、周波数変換の利得を下げてみましたがあまり効果は…。
ところが、それをオフにしてみると途端に効果を感じてもらえました。
周波数
その方に周波数変換について聞いてみると、それについての説明は聞いたことがないようで、購入した店舗のフィッターが、高域の聞こえが低下しているお客様に対して、良かれと思って難しい話はせずに設定していたようです。

周波数変換機能をオフにしたのは数日前で、オフにして実生活で問題がないのかどうか、答えはまだ出ているわけではありませんので、また報告させていただきますね。