2021.11.02

電話リレーサービス

先日、店の電話の呼び出し音が鳴ったので、
受話器を取って
「小金井補聴器でございます。」
と電話に出ると、先方はかしこまった声で、
「日本財団の…」

手話を第一言語にしている当店のお客様が、
次回来店の予約を入れるために、
電話リレーサービスを使って連絡をしてこられたのでした。
電話で音声での会話をすることが難しい方が、
テレビ電話でオペレーターに手話で用件を伝え、
オペレーターはその用件を聞こえる相手に電話で伝え、
相手の言った内容は、テレビ電話を通して
オペレーターが手話で聞こえない方に伝える。

聞こえない方は、手話ではなく、
文字で伝えることを選択することも出来ます。
私は、電話リレーサービスを普及させるための活動の中で、
何度もそれについての説明を聞いていましたので、
頭の中では十分に理解しているつもりでしたが、
初めてそこからの電話を取った時には
「エっ…⁈」と少し固まってしまいました。

固まったといっても、おそらく0.1~0.2秒位だと思いますすし、
オペレーターが電話リレーサービスの説明を始めようとした時に、
分かっているので説明は必要ない旨を伝えましたが、
何も知らずに電話を取った方は少し驚くと思います。

もっともっとこれについて、
いろいろな場所でPRされていき、
誰もが知っている制度になれば良いなあ…