2020.04.02

耳鳴り改善

NHKの有名なテレビ番組で、
「耳鳴り」を取り上げていました。
耳鳴りの悩みが解消するということでしたので、
(耳鳴りが解消するということではありません)
興味を持って見ていましたが、特に真新しいことは何も…。

ただ、一般の方でご存知の方は多くはないようですので、
参考程度にお読みいただければと思います。
耳鳴りは気にすればするほど悪化していきます。
気にすると気になってしまい、大きくなったように感じ、
大きく感じてしまうと余計に気なってしまうという悪循環。
ただ、簡単に「気にしないように。」と言っても…。
これは番組内で言っていたことで、
私も知らなかったのですが。
耳鳴りの悩みで病院を受診された方が、
医師に言われてガッカリしてしまうというか、
最も言われたくないことのベスト3が。
第3位「歳だから仕方ないよ」
第2位「そのうち慣れるよ」
第1位「気にしないようにしなさい」

気にしないように出来るんだったら
こんな所(病院)になんか来ないよ!
一番大変なのは眠りにつく時。
周りはシーンと静まりかえり耳鳴りだけが。
そうなると耳鳴りが気になって気になって、
熟睡することなどできるはずもなく。

ところが、番組から提供された音を聞きながら寝てみると、
朝までグッスリ眠れたそうです。
そうやって眠れるようになると耳鳴りを気にしなくなり、
気にしなくなると気にならなくなるという好循環。
決しても耳鳴りが治ったわけではないのですが、
少し前までは暗かった表情がみるみる晴れやかに。
寝る時に使用する音源は、枕元ではなく足元のほうに置き、
スピーカーを壁に向かせて、
部屋全体が音に包まれるようにするのが良いそうです。

ただ、注意も必要です。
どんな音をどんな音量で聞くかが大切で、
間違ってしまうと耳鳴りを悪化させてしまうことも。
今回使用された音は滝の音。
自然に聞き流せて、意識に残らないという意味で、
自然環境音がお勧めされているそうです。
しかし、波の音のように音の大きさが変化するような音は
耳鳴りの苦痛が取れにくく適しておらず、
滝の音の他は、川のせせらぎや木の葉のこすれ合う音などが
お勧めされているようです
適切な音量にするということも重要で、
耳鳴りはかすかに聞こえつつ、
苦痛を感じなくなる程度の音量にすることが
お勧めされています。
ただし、難聴をお持ちの方は特に音量には注意が必要で、
必ず専門家の指示を受けるようにしてください。

難聴の方は、そういう音源(サウンドジェネレーター)を
兼ね備えている補聴器もいろいろとあります。
ただ、サウンドジェネレーターの機能を使用する場合には、
医師の処方が必要となりますので、
それを補聴器店で勝手に調整することは許されません。