音響外傷

選挙の手話
選挙先週の日曜日、参議院議員選挙の投票日で、その前日までは選挙戦で賑やかな日が続いていました。
街頭演説で手話通訳を付ける政党や候補者がありますが、選挙戦最終日のある政党の街頭演説で、私が手話通訳を担当しました。
選挙カーの上に乗って演説するのではなく、選挙カーは車道に停車させておいて、広い歩道の一番車道寄りに演者が台に立って、その横で通訳を行ったのですが、想定外のことが起こってしまいました。
マイクを使って話せる時間は決まっていますので、リハーサルはありません。
さあ始めますと言われて所定の位置に立った私に合わせて、司会担当の方が第一声を上げました。そんなに大きな声を出さなくても…という声で。
スピーチの手話
もっと早く気付くべきでした。
車道に停まっている選挙カーのスピーカーが、私の頭のすぐ後ろにありました。

司会者の第一声を聞いた瞬間に頭の中を殴られた感じがして大きな耳鳴りが始まり、話している方の声はガンガン響くばかりで、何を話されているか聞き取ることが出来ません。音響外傷の症状です。
騒音性難聴は、うるさい職場で何の対策も講じずに長年勤務したことで大きな音を聞き続けたり、イヤホンやヘッドホンで大き目の音量の音楽を、長時間毎日のように長期間聞き続けるなどが原因で、難聴になってしまうことをいいます。

それに対して音響外傷とは、短時間あるは一瞬でも強大音を聞いてしまったことで起こります。
ロックコンサートの会場で、巨大スピーカーの前で大音量をあびてしまったり、間近で風によってドアがすごい勢いで閉まった音などで聞こえ難くなることです。
話すの手話
幸い私の症状は2~3日で改善しましたが、次にこのような機会があった時には、最初にスピーカー位置の確認を忘れないようにします。

無いものは無い

目が見えないの手話
先日、ある講演会に参加してきました。講師は成澤俊輔氏で、視覚障害があり、微かに光が感じられる程度で、全く見えない方でした。
自らがそういう障害を持ちながら、社会的弱者と呼ばれている方々(引きこもり、障がい者、ワーキングプア等の方々)に、就労支援をされている方です。

マシンガンのように話された講演の内容は山盛りで、“目から鱗が落ちる”という言葉を借りるならば、鱗がなくなるほど落ちまくってしまいましたが、その中の一つが「無いものは無い」という言葉でした。
「無いものは無い」という言葉は私も当然知っていますし、もちろん使ったこともありますが、私が使っている言葉の意味は、彼の使っているそれとは全く違う意味でした。
自慢するの手話
私がその言葉を使う時は開き直った感じで、無いものは無いんだからしょうがないと、あきらめる時であまり良い意味ではないような…。
でも彼の言葉は、あるもの中で良いものを探し、そしてそれを使っていこうというもの。

多くの場合障害者の仕事現場では、〇〇は出来ません。××は難しいので配慮してくださいと、出来ないことを挙げて出来る範囲で仕事をしているようで…。
ところが、例えば知的障害があり複雑な仕事は難しいとか、臨機応変に仕事を進めることは苦手という人が、単純作業でも一つの事を黙々とやり続けるのが得意だったので、その得意分野を活かした仕事に就いたことで、健常者では出来ない仕事をこなしているそうです。

細かい事にこだわりがあって周りの人と上手くいかず、ひきこもりになってしまった人が、印刷物の校正の仕事で、つい見逃してしまいそうな、図の僅かなズレや、文字のフォントの違い、微妙な色違いなど、簡単に気付いくことが出来るので他の人より仕事がはかどり、しかも、PCのデータや資料を送ってもらいながら、会社に行く必要がなく人と関わることもしなくて済むので、家で楽しく一人で仕事をしているそうです。
苦手の表明
聴覚障害の人は、騒音が大きな工場で、騒音が気になって仕事に集中出来ない聞こえる人よりも、効率よく仕事に取り組むことが出来ているそうです。しかも、うるさくて上手く会話が出来ない場所であっても、手話でコミュニケーションを取りながら仕事を進めることが出来ます。
誰にでも出来ないことがあるし得意なこともあります。経営者側は、働く人の苦手なことが出来るようになるようにと、いろいろ考えてあげるのも必要でしょうが、苦手なことはしなくて済むように環境を整えることも必要です。

人と接することが苦手な人には、会社に来なくても家で出来る仕事を作るなど。

ところで、無くなってしまった鱗は元に戻るのでしょうか。心配です。

補聴器の進化

スクリーンショット
デジタル補聴器の進化は止まりません。
ただ、音質的にはどのメーカーでも、そのメーカーの考える最高の音質に近づいています。
私が思うには、音質はこれ以上よくなったとしても、人間の耳や脳ではその良さを感じ取れないくらいまで、もうすでにその域に達しているのではと思っています。

聞こえについてもっと進化してほしい箇所といえば、人の声とそれ以外の音を明確に区別すること。
区別が出来れば、声だけを増幅して、それ以外の音は増幅しないようにできます。
つまり、騒がしい場所で会話することが楽になります。
今でも、ある程度はそのようなことが出来てはいますが、その点はまだまだ進化してほしいことです。
スクリーンショット
ボディスコアそれから何回か前のこのコーナーに書きましたが、脳波をモニターすることによって、その人がいろいろな声や音の中で、何を聞こうとしているか分かるので、聞こうとしている声や音に特化して増幅すること、そういうことが出来るように進化してほしいですが、これからの補聴器の進化の中心となるのは、聞こえというよりは付加価値の方面になるのでしょうか。

そういう意味で今回スターキーからリリースされた、『Livio AI』はこれまでより進化した補聴器といえるでしょう。スマホが必要にはなりますが、スマホと連動させることで出来ることがいくつもあります。
スクリーンショット
ブレインスコア補聴器の専用アプリを使用して、話された外国語を日本語で聞かせてくれるというもの。
英語・フランス語・スペイン語・中国語など20数か国語に対応しているそうです。

仕組みは、スマホに例えば英語⇒日本語に設定すると、英語でスマホのマイクに向かって話した時、スマホ画面に日本語に翻訳された文字が表れます。
ここまではよくあるスマホの翻訳機能ですが、これを日本語の音声にして補聴器に飛ばすというもの。
有りそうで無かった機能です。
スクリーンショット
他にも、聞こえとは関係ありませんが…。
「転倒検出通知機能」は、補聴器装用者が転倒した時、スマホに設定された連絡先に、自動で転倒通知を送信するというもの。
高齢者の転倒事故の早期発見につながります。
また、「心拍計測機能」なども備わっていいて、自身の健康状態も確認することが出来るようになっています。

スターバックス手話カフェ東小金井

スタバの黒板
スターバックス
小金井市内にはスタバが2店舗あります。
その内の一つの東小金井店が、今日一日(2019/7/10)手話カフェになりました。

スターバックスお客様対応のスタッフは全員ろう者か難聴者。(バックには聞こえるスタッフもいました。)
オーダーはメニューを指さしするか手話で行います。今日、手話カフェになることは数日前からろう者や手話関係者の中で拡散されていて、私が午前中に行った時にはそういうお客さんで溢れていました。

もちろん知らずに来店された一般のお客さんもいたでしょうが、特に何か問題が起こるようなこともなく。スタッフはこの店で働くことには慣れていないのでしょう、いつもいる店で働くようにスムーズにはいかない面もあるようですが、みなさん一生懸命頑張っていました。
喫茶店の手話
来店するお客さんの行列は途絶えることがなく、多少パニクッた感じのスタッフもいるようでしたが、慣れない店ですから仕方ないですかね。お客さんも並ぶのを楽しんでいる感じでした。

私の友人のろうの強者は、久しぶりに会う友人が何人も来るので、自分は朝8時から夜8時まで店にいると言っていました。私は30分ほどで席を譲り退散しましたが、その強者は、いったい何杯のコーヒーを飲むのでしょうか。

全盲の方の白杖が…

白杖を持った人
信じられない記事を目にしました。

歩道上の点字ブロックの上を白杖を持って歩いていた全盲の41才の男性と、20~30才代の男性がぶつかってしまったと。

白杖を持っていたということですので、通常は見えている若者がよけるべきでしょうが、他にも人がいたのでしょうから、気付かずにぶつかってしまうということはあるかもしれません。

ただ、その若者は…
「目が見えないのに一人で歩くな!」と言って、しかも足を蹴って立ち去ったということ。白杖は壊れて飛び散ってしまったそうです。
点字ブロック
幸いその方にケガはなく、予備に持っていた折り畳み式の杖で目的地までは行けたそうですが、もし予備の杖がなければどうなっていたでしょうか。

壊れた杖は部品が飛び散ってしまったものを通りかかった方々が拾い集めてくれたそうです。
ぶつかった時にその若者はスマホを落としたそうで、ぶつかったはずみで落ちてしまったのならまだしも、歩きスマホで夢中になっていて白杖に気付かなかったとしたら大問題です。

本当のところは分からないようですが。
私は以前、東京駅中の雑踏の中で白杖で通路の床を大きな音をたてて叩きながら歩いている方に遭遇しました。
もの凄い勢いで叩いていたので確かにうるさい感じはあったのですが、でもそれくらいの音をたてていないと、視覚障害の彼が歩いていることに誰も気付かないほどの人込みです。

音が遠い間は何の音だか分からなかったのですが、段々と近づいてくると白杖ということに気付いて、周りの人達もサッと道をあけて通りやすくしていました。

彼は、ぶつかって迷惑をかけないようにわざと大きな音をたてていたのです。
見えている方がよけないと、ぶつかる前に、白杖で他人の足を叩いてしまうということも起こります。

決して「どけどけ、道をあけろ!」という意味ではありません。

そんな時に大きな声が響きました。

「うるさいぞ!!」

誰が誰に対して言った言葉かは分かりませんでした。でも彼は、自分に対して言われたことだと思ったのでしょう。
大きな音をたてるのを止めた彼は動けなくなりました。

音が無くなったので、彼の前にできていた道も無くなり、ヘタに杖を動かすと杖で他人の足を殴ってしまうことになります。
誘導する人
視覚障害サポートとして彼に近づいて声をかけようと思ったのですが、私より早くその行動にでて、彼を誘導してくれた方がいました。

視覚障害の方にとってなくてはならない白杖。(法律的にも見えない方が道路を歩く場合には、盲導犬を連れているか杖を持つことが義務化されています。)

それを壊した上で、謝ることもせずに、悪態をついて立ち去った若者をどうしても許せません。

補聴器をして自転車に乗っていた方に対して、イヤホンで音楽を聴きながら自転車に乗っているように見える。
紛らわしいので補聴器をはずしなさいと言った警察官がいると、SNSで問題になった出来事もありましたが、日本はまだまだ人に優しい社会ではないということを痛感しました。

「補聴器外せ!」問題のその後

警察の手話
少し前ツイッターで問題になっていた…。

難聴の方が補聴器を装用して自転車に乗っていた時、警察官に呼び止められて、

「イヤホンで音楽を聴きながら自転車に乗るのは違反です。」

そう言われてイヤホンを外すように促された。

音楽を聴くイヤホンではなく補聴器であることを説明すると、一応誤解は解けたということですが、

「紛らわしいので自転車に乗る時は補聴器を外すように。」

そう言われた難聴の方が投稿して…。

そんなことが話題になっていたのはご存知の方も多いと思います。
それがきっかけになってAbema TVが番組を作りました。
40分近い番組で少し長めですが、皆さんに見てほしいので紹介します。
時間のある時にぜひ見てください。

番組をご覧にになるにはこちら。
https://abema.tv/video/episode/89-66_s99_p1186
点字ブロック
きっかけになった警察官も、今は反省していると信じています。

知らなければ、同じような間違いは繰り返されます。
皆に知ってもらうことがとにかく大事なのですが、補聴器の認知度はまだまだということも痛感しました。

聞こえづらい方はオシャレに補聴器を楽しむ。そんな時代を早く作らねば。
それが私たちの課された役目です。


上記の番組を紹介した記事はこちら
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190702-00010019-abema-soci
音楽・演奏

脳波を読み取って音声を聞く補聴器

先日、面白い記事をみつけました。
コロンビア大学の研究者が行っている補聴器の改良です。
パーティーの様子
元々脳外科手術が必要な患者の中で希望者の脳に電極を埋め込み脳波を調べてみると、脳波の動きが、彼らが耳を傾けようとしている話者の話し方(音声パターン)を反映していると。

補聴器の入力信号を音声ごとに分離して、脳波と同じようなパターンの音声を増幅し、それ以外の音声の増幅を抑えれば、騒音の中でも会話しやすくなるとのこと。
騒音の図
技術的にはそのようなことは可能ですが、ただ、まだ課題は多いようです。

補聴器使用者の脳に電極を埋め込むことは出来ませんので、手術なしで脳波をモニター出来る方法を見つける必要があります。

また、あまり騒音が大きなところでの試験はされていないようで、より騒音が大きく、気の散る要素も増えるような室外環境でも試してみる。

そのようなことが必要なのですが、早ければ、数年後には実用化されるかもしれません。
おじさんの画像
実用化された時に一つ疑問があるのですが…。

いろいろな音声が飛び交っている中で、今、一番聞きたい声(A)だけが聞きやすくなっている時、新たな声(B)が聞こえてきて、そちらに興味が惹かれることがあると思います。

ですが、この補聴システムでは(A)の声を聞いている時は、(B)の声は聞こえにくい状況になっているので、せっかく良い話をしている(B)の声ですが、聞こえないために惹かれることもなく、その声が聞きやすくなるということもないのでは…

ということが気になります。

今はまだ、そこまで求めてはいけないのかもしれませんが。

元の記事データは下記になります。
https://www.gizmodo.jp/2019/06/a-new-hearing-aid-promises-to-tune-out-distracting.html

耳かき

耳かき
最近、お客様からよく聞かれることがあります。
「耳かきってやっちゃいけないんですか?」
「耳かきはやらないほうが良いって聞いたんですけど。」
耳鼻科医が様々なところで耳かきについて言っていることを、お客様はご存知のようです。
ただ、耳掃除はダメと言っている医者はほとんどいないと思います。

ですが、やり方には気をつける必要があります。耳かき棒でゴシゴシ、ガリガリと外耳道を強く掻くのは外耳炎を引き起こす可能性があります。綿棒のほうがやさしくて良いのですが、綿棒の挿入の仕方によっては、耳垢を鼓膜の方へ押しやることも多いようです。
耳かき
耳垢は、通常は鼓膜側から外の方へ自動的に運ばれてきます。ですので、耳掃除は外耳道入り口から1cm位までをそっと外に向かってなでるくらいにして、決してそれ以上奥を掃除しようとしないでください。
それから、毎日耳掃除をするのは耳を傷つける恐れがあり、掃除する頻度としては月に1~2回で十分だそうです。
乾燥した耳垢
先日、イギリスで信じられないようなことが…。
耳掃除が原因で意識不明の重体に陥った方がいると。
使用した綿棒の綿が剥がれて外耳道の奥に残ってしまい、そこに細菌が増殖して脳にまで感染が広がったようです。
粘性の耳垢
綿棒は、水や脂で湿っていると、綿が軸からはずれることがあるようで注意が必要です。
もしそのようなことが起こったら、すぐに耳鼻科で処置をしてもらってください。

先ほど、耳垢は自動的に外に向かって運ばれて…と書きましたが、中には運ばれてこないで奥に残ったままの方もいらっしゃいます。もしかしたら、綿棒で奥に押し込んだ結果かもしれませんが、とにかく奥に耳垢が多く溜まっている様子を時々見ることがあります。
そういう時は耳鼻科で掃除してもらうようにしてください。素人が無理して掃除するようなことがないように。

新生児聴覚スクリーニング

難聴の赤ちゃん
先日、新聞に驚くべき記事が…。

その前に新生児聴覚スクリーニングについて少し。
生まれつき難聴を持って生まれてくる赤ちゃんは、1000人に1人くらいの割合でいるそうです。
以前は2~3才くらいになった時にこの子はもしかしたら聞こえていないのでは?とやっと難聴に気付くということが多かったようで。
そこから、聴覚支援などを行って言葉を獲得するとなると、なかなか大変で本人や周囲の方々も苦労が多く。
ところが0才からトレーニングを行うと、言語獲得がわりとスムーズに進むそうです。

難聴の早期発見のために行われているのが新生児聴覚スクリーニング。
通常は生まれて数日後に入院先の病院で行います。生まれた病院で検査が出来ない場合は、退院後に別な病院で行いますが、現在は90%以上の産院で検査が行われているようです。

そこで再検査が必要と判断された場合は、耳鼻科などの専門医で再検査を行います。産院で再検査が必要という結果が出ても、最終的には何も問題はなかったということも多いようです。

現在は、この検査に対する公的補助を行っている自治体は少なく、希望されれば検査を行いますよというのが現状で、検査を受ける新生児の割合は60~70%程度。
難聴の赤ちゃん
全国一律に公的補助がされるようになると、義務化と同じような状況が作れるので、全ての新生児が検査を受けられるように、厚生労働省が動いているところだそうです。

前置きが長くなりましたが、私が驚いた記事は。
難聴と判断された乳児の保護者は、専門の方と相談し、人工内耳・補聴器など、聴覚支援を受ける方向で話しをして、子供が言葉を獲得していけるように動いていく。と、私は思っていたのですが…。
ところが、40%以上の自治体で、支援が必要と判断された子供や保護者に対して、支援出来る体制が整っていないということ。

何のための新生児聴覚スクリーニングなのか、早期発見出来ても対処しなければ全く意味がありません。こういう問題にこそ国が強い力を持って、各自治体に行動を起こさせる必要があるのではないでしょうか。

難聴カミングアウト

趣味・大好きの手話
難しい問題ですが…。
あるお客様(Aさん)は補聴器を装用し始めて1年。少し大きい音は苦手で、補聴器を装用してもよく聞こえるというところまで調整することが難しく、時間をかけてトレーニングしていくしか…。

Aさんが今最も楽しみとしているのがあるサークルの活動。
ただ少し前から、先生が皆に向かって話す声が聞き取れない、サークルが終わって仲間とお茶や食事をしている時のおしゃべりが…。
苦しい思いをかかえたまま続けていました。
サークルの手話
Aさんは、自分が補聴器をしていることを皆に知られたくなく、ずっと話さずに活動を続けていました。
私は、皆に話せばもっと楽になると思ってはいましたが、AさんはAさんなりの考えがあって話さずにいます。

そんなAさんが先日、サークルをやめようと思っていると、暗い表情で店に入ってこられました。

私は、多少聞こえづらかったとしても、先生や仲間に話して配慮してもらえれば、活動は続けられるし、やめる必要はないのではと話しました。
先生の手話
Aさんは、配慮してもらうのは皆の迷惑になると考えているようで…。
ただ、やめる理由として自分が補聴器をしていることを先生に話す決意はされていましたので、私は先生が、「そんなことでやめる必要はない。」そう言ってくれることを期待していました。

すると後日Aさんから電話があり、補聴器をしていることを先生に話して、サークル活動は続けることにしましたと、これまでにないくらいの明るい声で。

私はこれからも、Aさんの聞こえが少しでも改善するよう、Aさんと共に頑張っていくだけです。